BMW MINI(R53 S/C)のECUチューニング
僅か1.6Lの排気量に、スーパーチャージャー(S/C)を搭載。
圧縮比8.2程度のローコンプ仕様は一般にはターボスペックとも言えます。
このカタログスペックに押されて、データー上では何か物足りなさを感じているユーザーは多いはず。
”物足りない”と言った感覚を背景に詳細なテストもせずに売り出されているチューニングアイテムが潜むことも知らなくてはなりません。
私たち27MiniSportsでは日頃からエンジンチューンを手がけており、エンジンの何たるかは充分に理解しているつもりです。
ましてや旧ミニとなれば若き頃はインノチェンテを始め、オールドMINIを完全レストアして楽しんでいた時期もあります。
NewミニにはオールドMINIの雰囲気を内外観にとどまらず、走りにおいてもステアリングの癖など確かにその血統が受け継がれているようです。
しかし、SUキャブを装備した1.2Lクーパーとはエンジンは完全に異なる次元。
現代の高性能日本車エンジンを扱う私たちでさえ、R53S/CやR56ターボは十分に手応えのあるパワーユニットと言えます。
当社設備とデモカーを使ったECUチューニング例。
完全ノーマル車両ベース。
R53 SuperCharger
- 点火時期変更
- 燃料噴射変更
- スロットル開度変更
- トルクリミッター変更
- レブリミッター変更
- エアフロ設定変更
<純正>
最大馬力187PS/最大トルク21.0kgmf
<当社ECU仕様>
最大馬力213PS/最大トルク22.5kgmf
R53に於いては無闇に小径プーリーなどから入り込む前に、先ず現状を把握する。
純正ECUが如何に安全マージンを考えて線引きされているプログラムであるかを知っていただきたい。
安全マージンを外せばデンジャラスゾーンに直ぐに入り込む訳ではないのです。
デチューンされたエンジン性能を如何に発揮させるかが、ECUチューンの醍醐味でもあります。
世にあるサブコンは、ECUとエンジンの間に介在するもので、MAPの書き換えではなく、擬似信号を作り出すユニットです。
様々なファンクションを有する現代のECUは容易に書き換えが出来るはずがなく、なす術のない奥の手的な手法がサブコンです。
サブコンではリミッターでさえ解除できません。
また、従来ECUチューニングのシェアを占めていた海外からの通信データーは、中継ぎのSHOPは単なる中継地点に過ぎず、扱うSHOPも
ユーザーもそのデーターの詳細を知る間もありません。
自分たちが知らないECUチューニングは果たして成立するのでしょうか?そこに不安はないのでしょか?
皆さんがご存知なのは、宣伝広告の肩書きだけではありませんか?
私たち27MiniSportsでは、社内設備と経験・技術を駆使し純正ECUを解析し、オリジナルプログラムで細かな部分までセッティングされたECUデーターをご用意いたします。
MAXパワーアップだけが目的ではありません。
如何に低中速域をトルクフルに、且つスムースに制御できるかが腕の見せ所。
シフトチェンジのバランスや、ラフなアクセルワークに追従するピックアップの良さも味わって下さい。