アップグレード用ターボ/R56S G-Turbo



BMW Mini R56CooperS、標準馬力175PS。 1.6Lとして考えれば、十分に楽しめる仕様であるが、ワンランク上のJCW(ジョン クーパー ワークス)と比較されると、物足りない感じもする。

R56系JCWは専用ターボチャージャー、ピストン、バルブ、吸排気系など装備。
標準R56S(最高出力175ps、最大トルク24.5kgm)に対し、最高出力は約20%増の211ps、最大トルクは約8%増の26.5kgmを発揮する。

発売当初の標準R56Sが300万円強に対し、JCWは400万円前後と約100万円以上の高価な車両であるが、今まさにこのエンジンスペックをアップグレードタービンで軽く凌駕することが出来る。

アップグレードタービン

左:G-Turbo/右:ノーマルタービン
外観上の区分けは分かりにくいが、実際には、アクチュエーター、コンプレッサーハウジング、コンプレッサーホイール、タービンハウジング等が特別仕様に変更されている。

27モータースポーツ特注のアップグレードタービンは、純正タービンを製造しているドイツ・ボルクワーナー社製。
絶対的な信頼性と加工を必要としない装着性は大きなアドバンテージである。
また、JCW純正タービン(¥289000・2012年7月調べ)に比べ、大きな低価格を設定し、多くの皆様にご購入いただける努力をしております。

タービン単体の容量は、R56S標準用が215psに対し、G-turboは255psまでの容量を有する。
実際に、チューン後の測定は225ps前後をマークしており、タービン容量としてはまだ余裕はあることになる。

専用DMEチューニング



27MSが最も得意とするDME(ECU)チューニングの同時購入を推奨します。
アップグレードタービンは、極端なスペックアップではない。
つまり、乗り易さ等の日常的な使い勝手は損なわずに、グレードアップさせる事を目的としており、タービンだけを装着した場合は、大きな効果を得ることができない。
イタリア・DIM SOPRT社の器材・ソフトを使い、当社内で入念にプログラムを構築。
最新シャシーダイナモを使ったセッティングは、他では真似のできないシュミレーションを可能としています。
質の高い、綿密なデータープログラムであることが、絶対的な信頼性を市場から勝ち取り、またタービン交換に性能威力を確実に発揮させる事が出来るのです。

スポーツキャタライザー


国内最高峰のメタルを使ったスポーツキャタライザーの威力は、そのまま装着しただけでも十分に体感できます。
排気系のチューニングは大変大事なポイントであるが、とりわけキャタライザー(触媒)の効率化はまさに排気系チューニングの最重要ポイントと言える。
純正エンジンでさえ効果の上がるキャタライザーに、タービン交換+DMEチューニングを備える場合、その効果はさらに上がる。
相乗効果を狙うアイテムとして、強く推奨します。

性能

以下グラフは、当社内での実測データーである。
カタログスペックと実測データーをリンクさせたのでは意味がなく、同じテスター上で入念にチェックされてこそ、信頼性の高いデーターが得られる。


*弊社最新の4輪ローラーシャシーダイナモメーターで計測した数値です。
青=R56S+スポキャタ+Gターボ+DMEチューニングMAX馬力:221.3ps(6128rpm)MAX トルク:35.3kgm(3656rpm)
赤=JCW標準MAX馬力:211.6ps(5939rpm)MAX トルク:28.1kgm(4596rpm)
黒=R56S標準MAX馬力:167.1ps(5067rpm)MAX トルク:24.9kgm(4048rpm)

JCWは標準R56Sに比べ、全体的にトルク・馬力が上がっている、特に後半での伸びもあり、頭打ちの早いR56Sに比べキッチリと回る仕様となっている。
タービン交換+DME+キャタの入ったデモカーは、先ず低速域でのトルクが違う。
2速ギヤからのアクセル全開は、かなりダイナミックなトルク感を実現する。ドライバーには時として興奮と恐怖感を覚醒させるほどである。

さらには、標準R56Sの様な早い頭打ちに終わらず、JCWを超えるパワーを維持したまま、後半まで回せるポテンシャルがある。

JCWを大きく超えるエンジン性能には、雑誌取材時のプロドライバーからも高い評価を頂いている。

この大きな性能変化をアップグレードタービンから得られる事の意味が大きい。

乗りやすさを損なわずに、アクセルを踏み込めば豹変するR56Sの登場である。

交換推奨・純正部品

タービン交換には、純正部品を再使用せずになるべく新品部品を使っての作業を推奨する。
フランジのスタッドボルトは再使用では抜けにくく難儀する事も多々ある。
また、ガスケットやOリング等は、あとからのトラブルを考えると、最初から交換をしておく事が結果的に得策である。

如何に純正部品番号を記載しておきます。
当社でも極力ストック管理の予定ですので、お気軽にご相談ください。

  1. シーリングガスケット #11657557013 x 1個
    *エキマニ/タービン間のガスケット
  2. スタッドボルト #11657605340 x 4個/
  3. ナット #11657559557 x 4個
    *エキマニ/タービン間のボルト&ナット
  4. シーリングガスケット #18307589503
    タービン/キャタライザー間のガスケット
  5. スタッドボルト #18307598251 x 3個
  6. ナット #18307583746 x 3個
    タービン/キャタライザー間のボルト&ナット
  7. Oリング #11657549372 x 1個
    ウォーターホースクランプ部